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受注にあたっての条件などについての書面:フリーランスのための契約書の知識 4

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フリーランスのクリエイターの方には、各個人、様々な状況があり、その状況に応じた依頼の受け方や、制作にあたっての条件などもあると思います。

自分がすでに作成した著作物についての契約のほか、相手からの依頼や細かな要望・コンセプトを受けて制作にとりかかるという場合もあるからです。

そういった場合、「これこれこういう条件であれば、お仕事を受けられます」というように、自分でできる範囲の受注にあたっての条件を事前にまとめておいて、お仕事の依頼や問い合わせを受けたときに、相手に提示できるようにしておくと、スムーズな契約に役立つかもしれません。

このような条件書面を用意しておくことで、最初に自分がどのような条件や態勢で依頼を受けたかどうかをいつでも明確にすることができます。 また、最初にこのような条件を前提として契約をしました、ということをのちのちになっても相手に示すことができます。

条件として決めておくものは、たとえば、必ず納期までに必要となる日数や、制作物についての修正の回数やその可否、制作にあたって料金の発生する作業、作業工程と料金の割増の有無、についてなどが考えられます。

あるいは、自分の著作物の著作権についての取り扱い、すなわち、著作権の譲渡の範囲や帰属、譲渡と利用許諾の場合の金額の違い、著作者人格権の行使の可否についての方針などについてもここに示しておくことは可能です。

また、お互いのスケジュールや納期などの関係で、依頼を受けたときにきちんと細かい契約内容を詰める余裕がないままとりあえず作業にとりかからなければならなかったり、契約にあたっての書面を作成できなかったりした場合にも、条件書を作成しておくことには利点があります。

このようなときでも、自分の条件書のような書面に「本書面を受領したのち、記載の内容に特段の異議なく発注があった場合には、本書面の記載条件に同意があったものといたします」というような内容の文言を記載しておきます。

そして、契約の相手に書面を受領してもらっておけば、自分の提示した条件を、すでにされた発注ぶんについては適用させることができるようになったりするからです。

お問い合わせ
(担当:生沼行政書士事務所 生沼)

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