ごあいさつ
当法人のWebサイトにご訪問いただき、誠にありがとうございます。
この法人の前身は、平成13(2001)年4月、「暮らしの法務研究会」として、行政書士の仲間で市民のための法務相談、及び著作権の勉強会を持つことから始まり、翌年、著作権に特化して調査・研究・普及活動を行おうと、「行政書士著作権等連絡協議会」と名前を改め、任意団体になりました。
平成15(2003)年2月、NPO法人設立準備のため、「著作権推進会議」と改称し、 会員に、行政書士のみならず司法書士・税理士・社会保険労務士等の専門職の参加を得て、同年9月、東京都の認証を受け法人設立に至り、以来二十年弱の歴史を刻んでおります。
この間、毎月の定例会(勉強会)と共に「事業と暮らしの法務手続相談会」を開催、講演会などによる著作権の啓蒙活動等も行い、おかげさまで皆様からのご好評をいただいております。
私たちは文化的生活を営むにあたって、文学作品や音楽、映画等のさまざまな著作物の利用(鑑賞や適法なダウンロードなど)による恩恵を多大に受けておりますが、その反面、この文化的所産の創作者である著作者や、著作物の伝達者である著作隣接権者、すなわち出版社、演奏家、俳優といった方々の権利を保護してゆくことが、新たな創作活動の意欲へとつながることになるため、この両者のバランスを保ってゆくことが重要であり、著作権法の目的でもある、文化の発展に寄与することになると考えております。
そのために私どもは、微力ではありますが、著作権法制度の普及・啓発・相談といった支援活動、著作権に関する登録:、著作物の円滑な利用などの研究・開発活動などを通じて、さらに社会に貢献したいと考えております。
また、ここ最近は著作権に関する契約に関しての考察や、デジタル化・ネットワーク化の進展に対応してゆくため、日々の研鑽を行ってきております。
これらの活動によって、当法人の目的である「国民の大切な権利と財産を保護し、日本国における市民活動の定着に寄与し、もって社会に貢献し文化の発展と経済の活性化に寄与すること」を目指してゆきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和3年6月29日
理事長 上田 高弘